小さな企業アカウントがInstagramで動画再生280万回を叩き出した理由

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、まいあめ工房のinstagramアカウント「@myamejp」に投稿した動画がこの度、280万回という爆発的かつ驚異的な再生回数を叩き出しています。

280万回っていったらそれはもうびっくり、すごい回数なんですよ。
大好きなあのコーヒー屋さんだって平均再生回数は50万回、

#CascaraLatte uses the dried fruit of the coffee cherry for that magical sprinkle of subtle, sweet goodness. #☕️□

Starbucks Coffee ☕さん(@starbucks)がシェアした投稿 -

日本一フォロワーの多い女芸人のあの方だって100~300万回。

おはよー #goodmorning

渡辺直美さん(@watanabenaomi703)がシェアした投稿 -

ほら、この280万回という数字がいかに凄まじい回数か分かっていただけるはずです。
なぜこのようなことになったのか、企業に勤めていると原因を追求することも大切な仕事のようで、、
マーケティングのマの字も知らない広報のわたしが、今回は経緯をお伝えするとともに私なりの仮説を立て、実際に検証してみることにしました。
少し長いので、皆さん覚悟の上読んでください。

まず、動画を投稿した経緯ですが、これはもう分かりますね、組み飴の製造過程の紹介のためです。
もともとはドロドロの飴がいろいろな工程を経て組み飴になるのですよ~の、ドロドロの部分の紹介でした。

ドロドロのサムネール画像

投稿してみると、すぐ、それはもう30分ほどの間に再生回数が3,000回を超えました。
おおっ、これはいけるんじゃないか?と思っていたのも束の間、あっというまに1万、5万と見たこともない数字を叩き出して行きました。
そう、まるでお正月のマグロの競りのように。。
そして再生回数はとどまることを知らずついに250万回を超えたのでした。
皆さんが思っているのと同様、わたしもこの現実に動揺し、なぜ?という疑問符で頭の中は埋め尽くされました。
そう、わたしは悩んでいたのです。

広報担当者

・海外からのいいね&フォローが圧倒的に多い
 ーーー以前も似たようなことがあったなあ

・日本でも大人気のレシピ動画の派生版?
 ーーーこれはきっと間違いない

・「何回も見ちゃった」とのコメントがちらほら。これって都度カウントされるのかな?
 ーーーそうみたいだけど不確実

・きっとおすすめ動画に上がる確率が高いんだな
 ーーーこれもきっと間違いない<

う~ん・・・
でもどれも不確実な考察で・・・やっぱり原因不明。
原因がわからないけど、まあこれがInstagramの面白いところだもんなっ!と、よく言えば楽観的、悪く言えば諦めにも似た感情で捉えていました。

そして日々の投稿を続けていたある日、動画に「まじかよ、俺これスライムだと思ってたわ」というコメントがつきました。 @myamejpのアカウントではおすすめ動画としてスライム動画が挙がることが多く、見ていて飽きないのでわたしもよく再生しています。

って・・・・ん・・・・?あれ・・・?

もしかしてこの人たちみんな、この飴のことスライムだと思ってたのかな?(苦笑)
すぐさまgoogleで「スライム 海外 インスタ」でキーワード検索。
しかし「海外でスライムが大人気!」という以外、特に得るものもありませんでした。きっと飴もスライムみたいだからみんないいねしてくれるのかな?程度の考察で、わたしの仮説は終わりを迎えようとしていました。
ただ、気になったものは英語でも検索する癖があり、とりあえずいつもの感覚で「slime Instagram」と検索をかけたのでした。
そこで目に入ったのがコレ。

VICEの記事【We Talked To Instagram's Most Popular Slimers】。
https://www.vice.com/en_nz/article/we-talked-to-instagrams-most-popular-slimers

サブカルチャーが大好物のわたしは、普段からVICEの記事や番組を見ており、
今回もいつもの「あっ、バイスあるやん♩」程度のノリで気楽に読み出したのでした。。。
そこで目にした「ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)」という言葉。
聞いたことも見たこともない言葉で、なんと日本語では表現出来る言葉がないとのこと。
この類の解明できない系のものが大好きなわたしは「ASMR」について徹底的に調査を始めるのでした。
「ASMR」を日本語に直訳すると「自律的感覚の絶頂的反応」。はて・・?

要するに「脳がとろける」ような「ぞわぞわ」するような、「言葉に表すことのできない気持ち良さ」、「一片の不安もなく安心して見て聞いていられる」という感覚。
記事によると海外でスライムが爆発的に人気なのは、この「ASMR」が大きく起因しているよう。

つまり、スライムがべたーっと垂れる様子だとか透明のものにだんだんと色を加えていく様子だとか、そういったものがASMRファンをトリコにしているということだったのでした。

えっなにこれ、、、めちゃくちゃ面白くなってきたぞ、、、

そういえばわたしも永遠にパチパチと燃え続ける焚き火動画を愛してやまないんだった。
おお、、これもASMRだ。。

これも、

わたしが大好きなこれも、

VICEの筆者が大絶賛のこれもw

そしてお馴染みのこれも・・・・・

ぜんぶぜんぶ「なんだかめちゃくちゃ気持ちがいい・・・」きっとこの感覚で

この動画も「気持ちよくて何度も見ちゃう」のではないか!とついに閃いたのでした。
それに、これらの動画は言葉では表すことができないけれど、すべて見ていて気持ちの良い動画であると思いませんか?

そして、これっていわゆるアナロジカルシンキングだと思いませんか?

使われているもの(キーボード、焚き火、ステーキ)はすべて異なるけど、構造(言葉にできない気持ち良さ)はぜんぶ共通して同じ。
要は、再生回数が多い動画は、この共通点が含まれていることが多いのではないかと、新たな仮説も生まれました。
どれほど世の中の人がこの感覚を求めているかというと、

例えば世界一フォロワーの多いスライマーは、15,7千人

#slimeでハッシュタグ検索をすると200万件

#slimevideoで18万件

#ASMRで60万件

要するに世界中の人がASMR中毒というか、トリコというか、、
ASMRが大好きだという人が恐ろしい数存在するということがわかりました。

ここまできたら、このわたしの仮説を証明するために、実験をするしかありません(興奮)

次は、似たような動画に

#slime #slimevideo #ASMR など関連するハッシュタグをつけて、、

ヒットしたらこの考察、仮説は大当たり!ということになると思うのですが・・・

最初の動画を投稿してから12日が経過した2/28。

考察に考察を重ねたわたしは、高鳴る心臓と共に再び現場へ向かったのでした。

そして・・・

Here is CANDY MONSTER □ . .

まいあめ工房 / Japanese Art Candyさん(@myamejp)がシェアした投稿 -

ほ、ほ、ほら!
どうですか、みなさん、、、!この結果!(鼻息)
たった3日で最初の動画のいいね数を越しちゃったし、フォロワーだって3日で約2,500人も増えちゃったではありませんか!

これでわたしの仮説が証明されたと言えましょう!(鼻息)

言葉にできない気持ち良さや、不安を感じずに安心して見続けられる、いわゆるASMR動画というのには世界中に超愛好家(中毒者)がいて、どれほどの人が心のやすらぎを求めているのかが、よーく分かりました。


この動画で頭のぞわぞわを経験したそこのアナタ!おめでとうございます。今日がASMRデビュー記念日ですね。さて、ここからは少し踏み込んだ話。
今回の投稿のインサイト比較はこんな感じです。

比較.jpg

最初の動画はちょうど2週間前に投稿したもの。
検証後の動画は3日前にアップしたもの。
10日分も差があるのに、検証後の方が格段にエンゲージメントが高いことがわかります。

実験をするにあたり、前回の動画よりもロングバージョンにしたり、ハッシュタグを狙って付けたことが、結果として現れたと言えます。

もちろん、今回海外の方からのフォローやいいねが多いことは見ての通り。
我々がInstagramアカウントを取得したときから、目標は「言語に頼らず世界中の人々へ組み飴の素晴らしさを伝える」ことですから、これをきっかけに組み飴に興味を持っていただける可能性が爆発的にあがったのです。
だって、最初の投稿をする前はフォロワーが780人だったのですから。そう。2週間前まで780人だったフォロワーは、今現在で5,300人。この間に@instagramjapan にてご紹介いただいたおかげもありますが、こうやってブログを書いている間にも10人、20人と増えています。
この方たちに飽きてしまわれないよう、日々組み飴の素晴らしさを伝えていくことが今のわたしの使命です。
かかった広告費、もちろんゼロ。ああ、Instagramって面白い。

オリジナルデザインの組み飴作りの日誌。まいあめ工房の組み飴デザイナーが、組み飴作りの舞台裏をつづります。

組み飴デザイナーって?

オリジナルデザインの組み飴を作る際、飴の絵柄(形や色の組み合わせ)には、組み飴で表現しやすいものとそうでないものとがあります。そのため、組み飴独特のデザイン技法が使われます。

まいあめ工房では、お客様からいただいたオリジナル飴の原画をより良く再現するために、専任の組み飴デザイナーがお客様のデザイン画を組み飴用にデザインし直し、ご提案しています。

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