特産品×まいあめは、小さな観光地のお土産問題を解決できるのか

粟国(あぐに)島。

太古の昔、海底火山の噴火とその隆起によってできたその島は、
ダイナミックな景観と美しい海岸線で、訪れる人々を魅了し続ける沖縄県の離島です。

粟国島全貌.jpg

<粟国島>
那覇から北西約60kmに位置し、1日1往復のフェリーで2時間15分、チャーターヘリで25分(2017年秋より小型飛行機再開予定)の、面積7.62km2、周囲約12km、人口約700人の「一島一村」の島。主な産業は、さとうきび、もちきび、玉ねぎ等の農業や畜産。観光客数は約4,000人(昨年)。春から秋にかけて「ギンガメアジのトルネード」が見られ、その時期はダイビング客が多く訪れる。昔ながらの原風景が色濃く残る集落の散策や野鳥観察、旧暦で行われる祭祀の見学も人気があり、近年は都市部からの観光客が目立つ。

この度、その美しい粟国島で地域おこし協力隊として活動をする宮本真理さんより、
昨年末から合わせて2回、島のゆるキャラ「アニーちゃん」のデザインに、島の特産物の「粟國の塩」を練り込んだオリジナルキャンディーの製作依頼をいただきました。
お問い合わせフォームの【まいあめの用途】欄には、
来島してくれた観光客の皆さまへのお土産として、また島内外のイベントで、さらなる知名度向上のために販売したい」との記載が。

まいあめ工房では、お客様のご希望に応じて、製造中に蒸発してしまう液体以外の、
いわゆる粉末などの練り込みは可能な限り承っておりまして、
今回は通常の塩ではなく特産の塩とのことでしたので、我々も楽しみに完成を待っておりました。
↓完成品(粟國の塩入りアニーちゃん)

あめ.JPG

完成品を食べてみると・・
スタッフ一同、目を丸くするほどの美味しさ。
いわゆるしょっぱい、からい塩ではなくて、
なんだかやさしい、あたたかい塩キャンディなのでした。

2回目の納品から数日たって、担当の宮本さんより、
沖縄タイムスに宮本さんの活動とともにキャンディが紹介されたと連絡がありました。

その記事には、宮本さんが特産品を使って土産品を開発していること、
初回の製作分はおおよそ1ヶ月で完売したこと、
また、1粒ずつ梱包されているためにお土産として配りやすいこと
などが写真付きで書かれており、普段仕事をしている中では気付かない、
観光地で土産物をいかに活用することが大切かを学んだのでした。
特に、我々が普段から大切にしている、

「1粒ずつの個包装だからこそ生まれるコミュニケーション」

をまさに体現してくださった宮本さん。
もっと宮本さんの実体験・感想を聞いてみたいっ!と
意気揚々に書面ベースでのインタビューの依頼をしたところ、
「ぜひよろしくお願いいたします」と快諾してくださった宮本さん。

アニーちゃんと私.jpg

ここからはそんな宮本さんとのインタビューの様子をご紹介します。
登場人物:宮本真理さん(粟国村地域おこし協力隊) / 中村慎吾(まいあめ工房プランナー)

:まいあめ工房を知ったきっかけと利用した理由を教えてください。
:数年前、たまたま新聞の夕刊で紹介されていて「いつかお願いしよう!」と携帯(※当時ガラケー)のメモ機能に「まいあめ工房」と入力しました。そして地域おこし協力隊となり、知名度向上のために、島のものを練り込んだ、粟国島オリジナルのキャンディを作るチャンスが巡ってきました。

:実際に商品を見てどう思ったかを教えてください。
:「アラー!かわいい!!」と思いました。ひとつひとつ表情が違って「愛くるしい」という印象です。機械化された商品とは違う、手作りならではの不揃い感や温かみが、不便だけれど心地よい粟国島と重なるようで、とても気に入りました。ラベルも自作したので、段ボールに詰まった完成品を見たときは感動しました。

:観光客と地元の方の反応はどうでしたか?
:これまで粟国には、個包装のおみやげがなかったため、とても喜ばれました。「いつも同じものばっかりってわけにはいかないからね」と内地の子どもたちに送るため、まとめ買いされる方もいました。何より好評だったのはその「味」で、「粟國の塩」とサイダーのバランスが絶妙です。試食用としていただいた分を役場(※平均年齢高め)に置いていましたが、すぐになくなってしまいました。「まずは地域の人に受け入れられ、その人たちがオススメして広がっていく」という形を望んでいたので、幅広い世代に受け入れられてよかったです。

:実際に粟国の塩あめを販売した感想を教えてください。
:「配りやすい」「かわいい」「おいしい」「粟国島のPRになる」そんな商品を作りたかったのですが、今回すべて実現できた気がします。沖縄の新聞でも紹介されたことで、本島の方から購入希望の連絡が入るなど、相乗効果も生まれています。また、島外のイベントや各種会合で配る際に「もうひとついいですか?」と言われることもあり、それもうれしく思っています。ひとつなら自分で食べて終わりですが、家族や友人にもあげたいと思うからこその「もうひとつ」。私のいないところで「粟国島の塩サイダーキャンディだよ」と手渡される光景、非常にありがたいです。


もう、、、
読みながら自然と笑みがこぼれてしまうほどの温かい返信に、
わたしと中村は感動しっぱなし。
すぐに印刷してスタッフ全員にも読んでもらったのでした。
というのも、わたしたちは飴は配るもの、人に渡すものだと定義しており、
"手作りであるからこその温かさ"をまいあめの価値だと思っていままでやってきたのです。
それを、体現してくださった宮本さん。
スタッフのみならず、お客様がその気持ちになってくださったことが嬉しくて嬉しくて。
宮本さんの企画力の素晴らしさと、それに協力させていただけたことも相まって、
とても心に残るお取り引きとなったのでした。


・・・


粟国村に留まらず、日本全国に点在する小さな自治体。
派手でなく、観光資源も潤沢ではないかもしれません。
しかしその土地ならではの特産物は少なからずあるはず。
その特産物の「価値」をキープしつつ、新しい製品に昇華させることで、
新たな価値が生まれるのではないかと思っています。

観光地に必ずといっていいほどある「お土産」ですが、
特産物を練り込んだゼリーやお煎餅など、その製造ロットはかなり大きいと聞いたことがあります。
また、それに付随して製品をいれるパッケージのロット数も膨大と聞きます。
かなりの数の観光客が来ない場合、そのロット数に耐えうることはなかなか難しい、、、

その点まいあめは、3,500個とロット数は大きいものの価格はそれほどではなく、
個包装になっていることで「1つずつ渡せる」お土産に変身します。
また、飴の中に特産品を練り込むだけでなく
「土地ならではのキャラクター」や「土地を表すメッセージ」を組み込むことで、
2倍のオリジナル感を出すことができます。
一見当たり前のようにみえるこの気づきを与えてくれた宮本さんに、
わたしたちは感謝の気持ちでいっぱいです。

海とアニーちゃん飴.jpg

この経験から、
粟国村を筆頭に、全国の小さな自治体(観光地)と一緒にその土地を盛り上げたい。
日本伝統の組み飴とコラボレーションさせて、なにかしら力になりたい!
まいあめ工房のスタッフはだんだんとそんな想いを抱き始めました。
もちろん飴の特性上製造できないものもありますが、
特産品をどう活かしたらいいのか悩む地方自治体の皆さん、観光地の皆さん、
その特産品、飴に変身できるかもしれませんよっ!
まいあめ工房はこれからも、特産品を使った組み飴の製作に力を入れていきます。

そんなまいあめ工房、今年は
例年ご愛顧いただいている熱中症対策飴に
(社内で)目下話題の「粟國の塩」を練り込むことが決定いたしました!ぱちぱちぱち!
しかもきっと皆さんもお好きな、さっぱり塩レモン味!!

暑い夏、炎天下の中がんばる皆さんを応援し、水分補給を促したい!
そんな想いから「水分とって」のデザインに。

1水分概要書.JPG

2水分塩投入.JPG

ミネラルたっぷりの粟國の塩をいれ、、

3色分けパーツわけ.JPG

100度近い飴を素早くパーツごとに色分けし、、

4パーツたち.JPG

5水分の分パーツ.JPG

組み組み、、、

6水分ごろごろ.JPG

ごろごろ、、

7水分ローラー.JPG

ごろごろ、、、

8水分できあがり集合.JPG

できました!!!

9できあがり.JPG

じゃんっ!!!

職人が1つ1つ丁寧に作ったこの熱中症対策飴、ただの飴ではなく、
沖縄の海が育んだミネラルたっぷりの粟國の塩が入っていることに加え、
暑い夏、がんばる方達へ「水分とって」の想いがこもっています。
汗で失った塩分とともに、きっと元気も補給してくれるでしょう。
大切な人に、がんばってるあの人に、もちろん自分に。
ご興味のある方は下記のボタンからどうぞ!

ご注文はこちら

ちなみにこの「熱中症対策飴」は数量限定販売のため、なくなり次第終了です。
100個以下の少量をご希望の方や、大量数をご希望の方は備考欄にご記載ください。
担当者よりご連絡差し上げます。

猛暑猛暑ともっぱら噂の今年の夏ですが、
粟國の塩入りの力作「熱中症対策飴」と一緒に乗り越えていただけたら幸いです。

オリジナルデザインの組み飴作りの日誌。まいあめ工房の組み飴デザイナーが、組み飴作りの舞台裏をつづります。

組み飴デザイナーって?

オリジナルデザインの組み飴を作る際、飴の絵柄(形や色の組み合わせ)には、組み飴で表現しやすいものとそうでないものとがあります。そのため、組み飴独特のデザイン技法が使われます。

まいあめ工房では、お客様からいただいたオリジナル飴の原画をより良く再現するために、専任の組み飴デザイナーがお客様のデザイン画を組み飴用にデザインし直し、ご提案しています。

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