若手職人2人が挑む!〜はじめてのハロウィン飴づくり〜

現在、まいあめ工房には
若手の職人がふたりいる。

職人二人2ショット

ひとりはこの春、今年高校を卒業したばかりの、おんなのこ。
もうひとりは、新卒からアパレル畑で生きてきた、27歳のおとこのこ。

今年高校を卒業してまいあめ工房に入社してきた、かこちゃんは、
飴に対する情熱がすごい。
中学生の時に彼女はいわゆる「職場体験」でまいあめ工房が製造を委託している組み飴屋さんにやってきた。その時、
「2Dの絵が、組み立てることで3Dになって、最後には2Dの絵になる」
ことに衝撃と感動を覚え、
将来は飴に関わる仕事に就きたい・・・!
と思い、その思いを高校3年生まで持ち続けたという、生粋の飴好きである。
たまたま、まいあめ工房が職人の求人を募集してる期間に、
求人募集のサイトや情報を全く知らずに
「見積問い合わせフォーム」から応募をしてきたツワモノでもある。

かこちゃん高校



一方で、高校卒業後に上京し、服飾大学、服飾専門学校卒業後より
アパレル業界にどっぷりと浸かっていた大成(おおなり)くん。
ひょんなことから東京でまいあめ工房の専務と知り合う。
彼の実直で真面目な性格に触れていた専務が、ちょうど転職を考えていた彼に
「手先を動かすことが好きで一生の仕事に就きたいのなら、アパレル以外にも視野を広げてみては」と声をかけ、飴職人としてこれからの人生を生きて行くことを選んだのが、彼である。聞くところによると、決心をしたポイントは、
飴にコミュニケーションツールという付加価値を持たせているところが非常におもしろく、8年程アパレル業界にいたが、違う業界に飛び込むことで、
自分もずっと夢だった「作り手」にまわる
ことができる、というところ。
縁もゆかりもない名古屋という地に住み働くことは勇気もいるが、
もう一度アクセルを踏んで、勢いをつけて違う畑に飛び込んでみようと思った。
だそうである。

なり.jpg

まいあめ工房は先回のブログでも前述しているとおり、
「次の世代にこの伝統技術を残す」ことを使命としています。
技術を残し伝統を守っていくためには、相応の対価を。それこそが伝統を守る一歩。と考えています。
もちろんこの2人は組み飴に関しては全くの素人。
ですが年月を経るごとに相応の対価を支払うことは、
組み飴職人という文化を未来に残すための、責務と言えます。
そのために、わたしたちがこの二人に抱く期待は計り知れず、
組み飴の次世代を担っていってほしい!
いや、担っていってくれるだろう!と信じてやまないのです。


そんな期待の新人二人に今回は飴のデザインを考えるところからスタートしてもらい、
製造までしっかりと「自分で考えたものを自らの手で形にし、販売される」
を経験してもらうことにしました。
デザイナーやその手の仕事の人でないと、なかなか味わえない体験です。
まず、ふたりに今回の企画の経緯を話します。

せんむ説明

専務:「さて、入社して、かこちゃんは5ヶ月、大成くんは2ヶ月が経ちました。
    そろそろ慣れてきましたか?」

かこ:「はい」

大成:「はい」

専務:「ふたりに新しいチャレンジをしてもらいます。
    自分たちでデザインを考え、どちらかのデザインを採用し、
    今年のハロウィンキャンディとして販売しようと思います!」

かこ・大成:・・・・。

説明聞いてる

専務:「狙いは、どんなデザインが作りやすく、
    どんなデザインが作りにくいのか理解をし、
    考えたデザインの通りに製造し実物として出来上がったものが販売される。
    という流れを経験をしてもらうためです。まずはデザインするにあたり、
    "自分で1から組み立てることができるか、自分に製造できるか"
    を第一に考えてください」

かこ・大成:「はーい」

そして出来上がった初校がこちら。


ドーン

ふたりのデザイン.jpg
専務・藤井:「・・・・・ちょっとちょっとちょっと!!!
     こんなのできないでしょ!!


専務:「これ、作れる?パーツに分けれる?自分で作るのを想像しながらデザインした?
    特にミイラの包帯の部分!包帯が重なったり交差する部分、絶対できないでしょ
    ミイラはNGにして、別デザインをもっと修正してね。はい、やり直し。」

そして第2校。

ドーン

ふたりのデザインその2.jpg


専務:「ふたりとも随分と改善されたよ〜。今回は1種類のみの製作となるので、
    一番ハロウィンらしい、かこちゃんのかぼちゃを製作しましょう!」
    
その後すこしだけ修正を加えられ、
今年のハロウィンデザインは「かぼちゃ」に決まったのでした。
製作デザイン.jpeg


製造日当日、
初めての試みにドキドキとワクワクのふたり。

井上大成当日ok.JPG

意気込みを聞かせてください。

かこ:「かぼちゃの輪郭のへこむ部分が難しいと思います!がんばります!」

大成:「口の部分が左右上下対称のデザインでないので難しそうです!がんばります!」

ここでなるべく二人にやらせてあげようと思っていた大将から
「どうやってつくるのか、みんなに説明せんといかんでしょー」と指示が入ります。
すかさず考案者のかこちゃんが概要書を指差しまずは大将に説明しますが

井上説明ok.JPG


かこ:「ほとんどさっきやったデザインと同じ感じで
    作ります!

藤井:(エーーーーーーッッ!)

というのも大将の優しさで、二人が少しでも感覚を掴めるようにと、
1つ前の釜で、今回のかぼちゃに似たデザインを作ってくださっていたのです。
とはいえ釜が変わればもちろんゼロからのスタート。
出来るだけ自分たちで、と任された二人には緊張が走ります。

大成冷却版.JPG 大成くんは、
炊き上がった150℃の飴を冷却版の上で冷やしつつ酸味料や香料を加えます。
これがもう熱くて熱くて・・・(本人談)
しかも20キロも重さがあるので、熱いし重いしかなりの重労働!
先輩やわたしたちの視線を一点に集め、ひたすら混ぜます!

井上眼差し.JPG

必死に混ぜる大成くんを真剣に見つめるかこちゃん。

混ぜ終わったら次は飴をパーツごとに色付けして、
それぞれの形にあうようにパーツを作っていきます。

井上パーツ作り.JPGかこちゃんは、かぼちゃのヘタのパーツと
手前は目と鼻の三角形のパーツを作っています。
「まだ柔らかい!」や「固すぎ!」と
注意を受けながら感覚を掴めるように一生懸命です。

パーツたくさん.JPG

かぼちゃを作るのに必要となるパーツはこんなにたくさんあります。

かぼちゃ.JPG

かこちゃんが作った目と鼻のパーツは大将に渡り、
大将がオレンジ色と黒のパーツをどんどん組み上げ、
かぼちゃの顔を作っていきます。

かばちゃくぼみ.JPG

その後ぐるっとひと巻きしてから

かぼちゃのフォルムらしく、くぼみをつけて・・・

大成チェック.JPG

途中で飴を転がすことを命じられた大成くんは
デザイン設計書をチェックしながらひたすらに転がします。目が本気です。
まだ飴が温かいので、常に転がし続けないと自重で潰れていってしまうのです。

そして、、、、
巻き上げ.JPG

組み上がった!!!!!!
(写真がぶれた!)

そして、
組みあがり電柱ほどの太さになった飴をぐいぐいひねって伸ばしていきます。

しぼる.JPG


重いうえに歪まないよう神経を使うので、とても大変で重要な工程です。
ここでも大将から
周りの人にどう動いて欲しいのか自分で言わんといかんぞ!」
と注意をうけます。

さあ、どうしたいんだ!大成くん!

彼はずいぶん渋ったのちに「大丈夫です!」と返事をしました。
これだ!と思う感覚を掴んだのでしょうか、どうなのでしょうか。

その後、伸ばした後.JPG

直径2センチの太さまで引き伸ばし、千歳飴状にカットします。

カット.JPG


みなさんも見慣れたあの組み飴の状態になるようにカット。
ここではシームレスカッターという機械を使って飴に両側から刃を当てます。
両側から当てることによって切り口が滑らかになるため
まいあめを口にした皆様から「口当たりが滑らか!」と
お声がけいただくのはここに秘密があるのです。キリッ

さてさて、
井上選別.JPG


カットされた後、かこちゃんが
「おおきく歪んだものはないか」「サイズがおかしいものはないか」
を瞬時に見極め、選別します。
どんどんカットされていくので、見極めにもスピードが重要です。
こうして出来上がったハロウィンキャンディ。

できあがり.JPG

かぼちゃが大きさいっぱいに組み上げられて、
可愛らしい飴が出来上がりました。

完成集合.JPG


藤井:ついに完成しましたね!!! 一言感想をお願いします。

かこ:「いつもは設計書のとおりに作るだけだけど、今回は自分が考えたものを
    自分でパーツも考えながら作ったので、ドキドキして新鮮だったし、
    嬉しかったです。
    デザインを頭の中でパーツ分けすることがまだまだできないので、
    これからはどのように分けられていくのか考えられるようにしたいです!!」

大成:「初めてデザインをしてみて、どれだけシンプルなデザインにしたとしても、
    飴をつくるときに難しいのかどうかを考えないとだめだと感じました。
    パーツ分けするのも、まだまだ瞬時に想像できていないなと思いました。」

まだまだ二人には組み上げることはできないため、
大将の指示のもとパーツを作ることに徹したふたり。
今回の経験を経て新しい発見、足りない部分を見つけられたはず。

組み飴の技術を習得するために、
毎朝8時前から大将のもとで働いているかこちゃんと大成くん。
炊き上がった飴は熱くて重くて、思い通りになってくれず、
悔しい思いを何度もしているそうです。
しかし、飴が好きという思い、技術を繋ぎたいという思いで
毎日一生懸命飴と向き合っています。

そんなふたりがデザインを考えて一生懸命製作したこの飴を
今回ハロウィン用で型をオリジナル製作したかぼちゃロリポップとセットにし、
ハロウィンハッピーセットとして販売いたします!

ハロウィンハッピーセット


まいあめ工房の「伝統技術を次の世代に繋ぐ」理念に共感してくださる方、
素直にこのふたりを応援したい!と思ってくださる方、
ぜひ二人の情熱が詰まりに詰まった飴をご賞味ください。

<若手職人チャレンジ企画第1弾>
ハロウィンキャンディー50個(オレンジ味)
ハロウィンオリジナルロリポップ2本(メロン味)
上記1セットで2,500円(送料・代引き手数料込)


ご購入希望の方は

【宛先】info@myame.jp
【件名】ハロウィンキャンディ購入希望
本文に
【ご氏名】:
【お届け先郵便番号】:
【お届け先住所】:
【お届け先電話番号】:
【希望セット数】:
【もしよろしければ若手職人へ一言】:

を記載しご連絡くださいませ。

確認後、返信させていただき、順次発送の準備に入らせていただきます。
いただいた個人情報はすべて今回の発送時のみの使用とさせていただきます。
皆様のご応募お待ちしております!

そして、まいあめ工房はこれからも職人育成に力を入れ、
この技術、文化が続いていくよう尽力していきます。
次回の若手職人チャレンジ企画に、乞うご期待!


〜今回の製造風景を動画にまとめました。製造の様子をご覧になりたい方はこちら〜

オリジナルデザインの組み飴作りの日誌。まいあめ工房の組み飴デザイナーが、組み飴作りの舞台裏をつづります。

組み飴デザイナーって?

オリジナルデザインの組み飴を作る際、飴の絵柄(形や色の組み合わせ)には、組み飴で表現しやすいものとそうでないものとがあります。そのため、組み飴独特のデザイン技法が使われます。

まいあめ工房では、お客様からいただいたオリジナル飴の原画をより良く再現するために、専任の組み飴デザイナーがお客様のデザイン画を組み飴用にデザインし直し、ご提案しています。

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