憧れを持って仕事をするということ


ずっとずっと憧れていたBAKEという会社から、RINGOというブランドの飴のオーダーを受け、中の方たちにインタビューをしていただくという、とんでもないこと起きた。

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今年を締めくくる、本当に嬉しくて最高に幸せな出来事で、インタビュー後、中村とふたりでほっと一言、「感慨深いね。」

2年ほど前に東京から名古屋に戻ってきて、ああしたい、こうしたい、でも理想と現実は違っていて、自分たちのちからも伴っていなくて、なにからはじめていいのか、ばんばんメディア露出できるように日々活動することは、果たしてブランドをつくっていこうと考えている中で良いことなのか、避けた方がいいのか。マスメディアに出たことで失ってしまったものはないか。 悶々と考える時期があった。

その中でいつも私たちに夢と希望と、勇気を与えてくれたのがTHE BAKE MAGAZINEだった。

ストーリーを伝えていくこと、自分たちが大切にしているものを発信していくこと、地道にこつこつ、バズるとか、話題になるとか、そういうことよりも、しっかりと地に足つけて、まずは自分たちを理解していくこと、その後に自分たちの想いを伝えていくことが大切なんだと気づかせてくれた存在。それが同じ業種、おかしやさんだった。
オウンドメディア(自社発信の媒体)を持っているおかしやさん。
記事を読むたび気づかされることが多くあって、BAKEのおかしたちの情報を知りたくてサイトに辿り着いた人も記事を読めばBAKEという会社のファンになってしまうような、そんなサイト。

そういう長い間憧れていた経緯もあって、今回BAKEさんから飴のオーダーとインタビューの依頼を受けた時は、地道にこつこつ積み上げてきたことが間違ってなかったのかなと、自分によかったねと言ってあげたい気持ちになった。

実際にお会いした中の方達は、とてもパワフルで、でも温かくて。
お話をしていく中で「ああ、この方達、BAKEが本当に好きなんだな。」と思うことが何回もあった。

R製造.jpg「自分たちがおかしをブランド化できているのも日々おかしを作っている人たちのお陰。」いう言葉を何度も聞いて、有名になればなるほど一人歩きしていってしまいそうな「ブランド」という形なき物体を「作っている人がいるから。その人たちがすごい。」と何度も繰り返す姿勢は、作り手さんへのリスペクトを感じて、なんて愛に溢れた会社なんだ、と思わずにはいられなかった。そして、作り手さんが生み出すおかしの素晴らしさを伝える役割を果たす、ブランドマネージャーさん、ライターさん、デザイナーさん、もちろん店頭のスタッフさん、そしてその他たくさんの中の方たち。この方たちがいるからこそ、BAKEが多くの人に愛されているのだと思う。

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最近よく思うのは、職人さんには自分で職人しながらもPRしていける方とそうではない方がいて、その後者の方と一緒に、その方の技術や製品を世の中に紹介していく役割が必要になってくるのかな、ということ。
どれだけ素晴らしい技術を持っていても、製品が買い叩かれて安く扱われてしまって日の目を浴びないと、技術を受け継ぐ人も現れず、廃れていってしまう。そうならないように、せめて製品だけでも日の当たる場所に、いっしょに行きましょう!と牽引できる存在が必要だなあ、と。 それには製品の良さだけでなく、見えない部分にあるストーリーや背景を伝えていくことが大切で。そういう意味でも、製品を扱ったり売ったりする立場の人に重要な役割が担わされているような気がして。


作る立場にいないわたしは、ある種すさまじいほどの憧れを持って、職人さんや作り手さんを見ている。ああ、なにもないところから1つのものを生み出して、製品となり、誰かに買われていく。すごいなあ、すごいなあ。どんな気持ちなんだろう、どういうとき嬉しいんだろう、悲しいんだろう。楽しいんだろう。
そういう、一瞬一瞬の感情や、生み出される製品に対する想い、ストーリーは、どこへいくんだろう。漂って、ふわふわ、どこへも昇華されないことだってある。
それをうまくキャッチして、私のなかでも咀嚼して、私の言葉に乗せて世の中に発信していくことも、ある種、職人さんや作り手さんをリスペクトすること、支持することに繋がっていくんじゃないか。

浅野さん手.jpg今回BAKEさんから依頼を受けることとなって、長い間憧れていただけに、湧き上がる感動とともに、深く考えることもたくさんあった。これからのまいあめのこと、自分たちのこと。このままでいいのか。変わった方がいいのか、変わらない方がいいのか。
ひとつ答えとして確実なのは、これからもまいあめは変わらない部分、つまり【組み飴の伝統を繋いでいくこと】を軸として持ち、その時代に合わせて変幻自在に動ける部分を持っていくこと。変わらないものを守るために、変わること。

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人や会社や作品に対して、憧れを持って日々仕事をしたり、打ち込むことで、ある日パッと視界が開けて、見える世界が変わるときがある。私にとってBAKEさんからのオーダーは、そんな出来事だった。これからも模索しつつもしっかり前に進んでいくことが、BAKEさんはじめ、まいあめを応援してくださっている方々への恩返しだと心から思う。

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今回インタビューしていただいた記事はこちら

BAKEまがじんスクショ.png あたたかくてやさしい、幸せがたくさん詰まったRINGOのアップルパイ、そしてまいあめのRINGO飴。新年の甘い思い出に加わりますように。


写真:名和実咲(BAKE Inc.)

オリジナルデザインの組み飴作りの日誌。まいあめ工房の組み飴デザイナーが、組み飴作りの舞台裏をつづります。

組み飴デザイナーって?

オリジナルデザインの組み飴を作る際、飴の絵柄(形や色の組み合わせ)には、組み飴で表現しやすいものとそうでないものとがあります。そのため、組み飴独特のデザイン技法が使われます。

まいあめ工房では、お客様からいただいたオリジナル飴の原画をより良く再現するために、専任の組み飴デザイナーがお客様のデザイン画を組み飴用にデザインし直し、ご提案しています。

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