「2014FIFAワールドカップ日本代表を応援するコミュニティー」を応援します!

4年に一度の世界的なお祭りといって差し支えない2014FIFAワールドカップが間もなく始まります。

多くの国民が、日本代表、ザック・ジャパンの勝利を願い、時を同じくして様々な場所で観戦し応援する日々が始まるわけです。

というわけで、応援グッズとしても大人気(笑)。日本代表応援飴を作ってみました!

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当初、デザインはいろいろ迷いました。

サムライブルーを外周に配置しアディダス社がデザインしたユニホームのコンセプト「輪になれニッポン」をリスペクトしています。

日本の文字の間には日の丸をモチーフにした赤丸まで配置し、飴としてはできうる限りの応援イメージてんこ盛り、応援する皆さんのエネルギーをそのまま具現化したようなデザインに落ち着きました。

もう自画自賛です(笑)

そんな私の想いを理解してか大将の眼差しも鋭く、設計イメージを確認しながら注意点をスタッフに大声で確認しています。

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デザイン的には大将の技術力からすれば何ら問題はないわけですが、やはりコミュニティーの皆さんの「気合が乗るデキ」でなければなりません。ましてやこの飴の出来が応援する勢いに影響し、ひいては勝敗を左右するかもしれませんので。。。

着色はすごく単純な作業なのですが、ほんの少しの添加量、練り方による空気の含有量の違いで色のイメージが大きく変わってしまいます。

サムライブルーは難しい色なので忠実な再現を飴でするのは困難ですが、それでも何とか近づけたいという現場の意気込みが作業をいつも以上に慎重にさせています。

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組飴の難しいところは色の確認は「表面ではできない」というところです。
最終的に組み上げた飴をカットすることでデザインが完成するため、表面の色ではなくカットした際の色の発色を意識して着色する必要があるのです。

光の入り方により表面とカット面では色に違いが出てきます。パーツの大きさにも左右されるので思った色を出すためには多くの経験に裏打ちされた「勘」が頼りですね。

今回の色の最終確認は発注責任者の私がこの眼で行いました(笑)

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さて、いつものように組飴制作は時間との勝負です。
様々な作業が並行して行われており、透明な飴はすでにたくさんの気泡を内包し牛乳も腰を抜かすほどの真っ白な飴へと変貌しています。

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パーツ取りと成形に関しては、逐次設計図のチェックを怠りません。

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組み上げる眼差しも当たり前ですが集中力が漲ります。

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日の丸を象徴する「赤」ですが、ただ単に丸くパーツを作るだけでは歪みやすくなってしまいます。
魂を込めて応援する皆さんの想いが一番こもる部分といえるかもしれません。
真っ直ぐな気持ちが伝わるよう、歪まないようにできるだけ固めに作るため薄い板状にし、ある程度冷えて固い状態にした飴を、気合で丸めていきます。

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制限時間が迫ってくる中、どんどん組み上げていきます。
「本」の文字が出来上がっていきます。

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文字組がすべて終わりましたので、全体の組み上げを行います。
赤い丸の両サイドに反対ですが日本の文字が見えますね。

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外周の部分を準備しながら

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最終組み上げに入っていきます。

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サムライブルーも巻き終わりました。
5000人に行きわたるように、直径2センチの飴に渾身の力を込めて絞り込んでいきます。
赤い丸を固く作ってありますので、いつも以上に力のいる厳しい作業となっています。

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グーンと伸ばして、出来上がりを確認するため割る直前です。
最も緊張する瞬間です。

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きれいにカットして出来上がりです。

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とういわけで完成しましたこちらの「2014FIFAワールドカップ日本代表応援飴」、日本代表を応援する皆さんに是非使っていただきたいです!


パブリックビューイングなどを開催する施設関係者の方、多くの友人、学校や会社の仲間と集まってテレビ観戦を企画している方々に、50個入り一袋を送料と代引き手数料の実費1000円でお分けいたします。

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基本的に送料と代引き決済手数料のみですので、弊社まで取りに来ていただいた方は無料となります。


応募方法はこちらのアドレス宛に     info@myame.jp

件名を 【日本代表応援飴希望】とし

団体名or施設名:
代表者氏名:
お届け先郵便番号:
お届け先ご住所:
お電話番号:
袋数:

を記載ください。

今回は5000個、100袋制作しております。2袋目からは代引き手数料等がかかりませんので1袋500円の送料のみ加算されます。
(2袋の場合は1500円、3袋は2000円となります)。

では、たくさんのコミュニティーやパブリックビューイングスペースで大いに盛り上がりましょう!!


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6月13日追記

おかげさまで5000個生産してお配りすることができましたので、一旦終了させていただきますが
ご要望が多ければ別デザインで作成し、同様にお配りしたいと考えております。

是非ご意見ご要望をお寄せください。
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さらに追記!!

要望が多かったので、ニューデザインを制作しました!!

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コートジボワール戦、負けてしまいましたので、さらに気合を入れて応援していただけるよう景気づけに

送料も代引き決済料もいりません。お申込みの方に完全無料でお送りいたします。

おひとり様2袋までです。

応募方法はこちらのアドレス宛に     info@myame.jp

件名を 【日本代表応援飴希望】とし

団体名or施設名:
代表者氏名:
お届け先郵便番号:
お届け先ご住所:
お電話番号:
袋数:

を記載ください。

数に限りがございますので、お早めに!!

企業ロゴ+企業名の組み飴制作(SUGAR CRM飴)

まいあめ工房では、企業や学校・自治体様、さらに個人の方からも、毎日たくさんのご依頼をいただきます。その中でも、「うちの会社のロゴを飴にして欲しい」というご依頼は、まいあめ工房をスタートしてから今でも、常に大きなウエイトを占めます。

今回はそんな企業ロゴの中でも、「幾何学的なロゴマークと文字が混在する」、組み飴として作るのがとても難しいデザインを飴にしていく過程をご紹介します。

今回取り上げさせていただくのはSugarCRM様。

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『SugarCRM』はアメリカ発のCRM(顧客管理)システムで、そのユーザー数は世界に100万人以上! 日本でもユーザーをどんどん増やしておられるそうです。今回は同社様のロゴと社名を組み飴にして、展示会で配りたいのだとか。

「『SugarCRM』のオリジナル飴を、良質なSugar(お砂糖)で、日本伝統の技術で作って配り、日本での認知を高めよう!」

という試みです。さすが商品も一流なら企画も一流、ということで、宣伝ベタの私などは思わず感心してしまいました(笑)。

今回は組み飴制作では、ほぼ上の写真にあります設計図通りのデザインを、お客様ご希望のデザインとしてご入稿いただきました。

組み飴として作る場合、三角や四角で構成される幾何学模様はとても難しく、なおかつアルファベットの文字数も8文字と多目のデザインです。
これら2つの要素を直径20mmの飴の中に収めるのは、とても難しいのです

もし、まいあめ工房を始めた当初であれば、間違いなく「この通りのデザインでは無理です」とお答えしていただろうと思います。文字だけのデザインにするか、文字とロゴの2種類のデザインの飴として制作するか・・・、というご提案をしていたパターンですね。

・・・が、デザインについて大将に相談したところ、「やれるよ。」という頼もしいセリフが! というわけで、いただいたご要望のデザインのまま挑戦しました!

今回のポイントは
●キューブの形をしっかり表現すること
●文字を円周に這わせてもしっかり読めるようにすること
この2点になります。


現場スタッフもこの2点をしっかり把握し、制作上の注意点を確認するため実際の製作に取り掛かる直前まで制作指示書を注意深く見つめています。

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飴が炊きあがり、作業が開始されます。
現場の雰囲気が張り詰めると同時に慌ただしくなってきました。

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まずキューブのパーツ成形を行います。
これは「四角」をきちんと出すために、早めに作って飴の温度を下げ、固めることで堅さを維持しないと、角が丸くなったりカットする際に歪んでしまうのを避けるためです。

DSC00506.jpg歪みを極力抑えるため、早めに作って固めるほかに、3面ある四角いパーツをそれぞれ半分に切り、「△のパーツを二つ合わせる」という作業をすることで、より強度が強く歪みにくい四角い飴を作っています。

指示書のアップ写真をもう一度ご覧いただくと、その指示がなされていることがわかると思います。

DSC00507.jpgその間も休みなくそれぞれの持ち場でパーツ作りが行われていきますが、すでに「A」の文字は組みあがっていました。
この簡単に見える「A」だけで写真をよく見ると5つのパーツでできていることがわかると思います。

DSC00501.jpg「C」と「G」も作っていきますが、こちらは単純に見えますが、それでも「C」の場合でも3パーツ、「G」ですと5パーツ使っています。
このように細かなパーツを組み込んでいかないと実際には思った文字が出ないものです。

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DSC00505.jpgさらに、曲線でできている文字飴については、組みあがったからといってそのままの状態で作業台に置いておきますと曲線部分が自重でつぶれてしまい直線として固まってしまうことがあるため、曲線部分を維持できる受け皿を使用しパーツの保管を計っています。

DSC00509.jpg文字数は8文字。作業時間にはタイムリミットがありますので作業効率を上げることも重要です。
今回は「R」が二つありますので、そこで若干の作業時間の短縮が可能でした。
ちょっと大きく長めに作って・・・

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真ん中でカットすることで、一気に「R」の文字が二つ出来上がることになります。

DSC00512.jpg文字部分がどんどん出来上がっていきますが、文字が直線でなく円弧状に並ぶため、文字間となる白い飴を通常のように直方体として制作することができません。三角柱をイメージして文字の間に入るスペーサーの製作をするように指示が飛びます。

DSC00519.jpg各文字の種類に合わせてスペーサーをどんどん制作していきます。一旦四角く作ったスペーサーになるパーツをパイプで片方を潰し三角柱になるように成形しているのがわかりますでしょうか。

DSC00516.jpg出来上がった文字、スペーサーをきれいに並べますが、ただ並べただけでは円弧状になりませんし形が崩れてしまうため、ここでもサイズに合わせた入れ物を用意しその中に入れておくことできれいな形を維持します。

写真では文字を逆から見ている状態です。

スペーサーが文字の種類と位置によって三角柱度合いが微妙に違えてあるのを見ていただけますでしょうか。
また、一番右にある「S」の文字もすごく単純なように見えて5パーツからでき上がっていることがわかります。

DSC00521.jpgキューブの分を組み上げていきます。
こちらはエッジがきちんと立ち、キューブに見える角度を維持しなければならないためやはり作業台においていては平らにつぶれてしまいます。

そこで文字とは逆にしっかりと角度のついた入れ物の中に「型にはめて」作業する方法をとっています。
二つの飴を組み合わせて四角にするところからご覧ください。

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白いラインになる白い飴で巻いていきます。

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他のキューブ部分を同様に組み合わせていきます。
グレーと黒のキューブの位置関係を取り違えないように慎重です。

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キューブと文字部分それぞれ出来上がってきました。
キューブが組みあがるとこちらも底面が平らに潰れないようにしています。

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いよいよ最終段階ですが、一気にご覧ください。

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ここまでの製作時間は30分。手早くできた部類です。

ここからは注意深く歪まないように引き延ばしながら2センチのサイズに仕上げてカットし、個包装をすればOK

個包装を掛ける機械に入っているカットされた飴達ですが、いかがでしょうか?

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なかなかの出来上がりに思えます。

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こういった幾何学模様は飴にするにはかなり難しいものがあります。
その上に文字を混在させるという複雑な作業になりましたが、短い作業時間内にも課題をきちんとクリアでき、お客様にも納得していただける企業ロゴのしっかりと組み込まれたオリジナルキャンディーとなりました。

まいあめチャンネル「オープニングミュージック」が完成しました

まいあめ工房は「オリジナルキャンディー」の製作を仕事としております関係で、発信しますさまざまなコンテンツ類も当然「オリジナル」を重要視しています。


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自社メディアでオリジナルコンテンツを発信しないと、「まいあめ工房の製作するオリジナルキャンディーのクオリティーそのものが問われる」というまさに「オリジナルスパイラル」にどっぷりつかっているわけで、そのスパイラルから抜け出そうという気はもちろんさらさらなく、やはりできるだけ「オリジナル」にこだわっていこうと、ますますスパイラルの中心へとダイブする日々です。

今年に入り「まいあめチャンネル」を開設しましたが、動画として発信するコンテンツの中でも特にシリーズ化したいものが2パターンありまして、そのシリーズのための素材動画などもコツコツ撮影しています。




シリーズであるためにはそれらしく、オープニング動画の製作も進行させているのですが、動画の素材撮影や編集はなんとかかんとかできるので、バックに流れる音楽「まいあめチャンネルのオープニングミュージック」も、これは絶対必要だなと・・・。

そうはいっても借り物やフリー素材を使うというのはオリジナルスパイラルの中心にダイブする覚悟を決めたわけですから、どうしても避けたいということで、高校時代使っていたフルートを持ち出して頑張って作曲から収録までを・・・・。

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なんてできるわけがないので、友人であるフルハウスの岩崎さんにお忙しい中無茶ぶりし、作っていただけることとなりました。

打ち合わせというのは名ばかりの一方的なまいあめ工房側の想いをぶちまけたうえで

「わかりました。その方向で!」

と、さすがにプロフェッショナル。頼もしい限りの返事をいただき、製作途中打ち合わせにかこつけてお寿司屋さんで密談するなどの日々を経て、このたび完成に至ったわけですよ。

あー、うれしい!

ゲーム音楽ではないですし、言うまでもなくハンドメイドな「超アナログ技術」を駆使するまいあめですので、コンピュータでの打ち込み候の音楽は作れないわけで(笑)、生演奏の収録にこだわっていただきました。

まいあめで各パーツを割り振って作るかのような進行で、これだけ見ていると何がどうなるのかさっぱりわからないというところまでまいあめの製作過程のようです(笑)

最後はうちの大将よろしくプロデューサーの岩崎さんがしっかり仕上げてくださいました。






オープニング動画は音楽同様テーマに合わせて2種類。

まいあめ工房制作の飴の出来栄え同様、期待してください!

近日公開です!



文字飴「縁」の製作

2010年の秋から年に2回、「縁」というデザインの飴を鉄道会社様からの依頼で製作しています。

地縁、血縁、会社とお客様のご縁、たまたま乗り合わせたお客様どおしのご縁。

「いろいろなご縁を大切にしたい」という地域に根差した会社らしい思いを、コミュニケーションツールとしての飴に託されての依頼です。

漢字一文字の飴をどのような考え方、工程で制作していくのか。今回はじっくり解説していきます。

製作のポイントは文字を若干太目に作りつつもつぶれないようにはっきり読めるというところです。


縁という文字をA4の用紙に設計図としてプリントし、まずはパーツ分けをしていきますがこれを「割」という作業名で呼んでいます。

enn_wari.jpgピンク、オレンジ、赤と三色の「縁」の飴を制作するのですが、設計図はピンクで作りました。今回は赤い飴を制作しましたので、実際の製造写真に合わせて「赤」と解説します。

少し細かくてわかりにくいかもしれませんが、2色のため白い部分を数字で、赤い部分をアルファベットで記載し、細かくパーツ分けをしています。

「縁」の文字を一つの四角の中に組み込むというイメージで分けていることがなんとなくわかるかと思います。

白い部分は記載してある物だけで19パーツ。縁の飴全体が組みあがった四角い飴を丸くするための蒲鉾状の大きな飴パーツが4つ必要になりますので、合計23パーツ必要となります。

赤い部分は交差する部分がないため、ほぼ画数通りのパーツ数となっており表記でいうとQまで、外周部分が1枚ぐるっと必要になるので合計で18パーツです。

白いパーツ  23パーツ
赤いパーツ  18パーツ     合計 41パーツが必要ということがわかります。

今回のオーダーは5000個ですので、飴としては一釜で炊きあげられる限界の25キロの仕込としました。

まいあめの主原料は 砂糖、水飴、酸味料、香料、着色料です。

製造日当日の工房内の室温は20℃、湿度は25%だったため、配合に関する調整は必要なく
砂糖25キロ、水飴10キロ、酸味料125グラム、香料50cc、着色料は赤102を5ccほどです。

通常ですとこのままスタートですが、5000個を割り込むリスクがあるため、以前制作した赤ベースでリンゴ味の飴の切れ端を3キロ赤に足すことにしました。

約50分ほどかけ150度まで炊き上げた飴を冷却盤に移し、80度~90度ほどに落ち着いたところでクエン酸、香料の順に投入し味と香りを全体になじませるように混ぜていきます。

この際、空気が飴に含まれないように注意して混ぜることが大切です。

全体に酸味料と香料がなじんだら、再度設計図をよく見て「白い飴」と「赤い飴」の割合を最終確認します。
今回は白い飴と赤い飴の割合は4:6にしました。

割合が決定しても計量して正確に分けるのではなく、時間との戦いになるためここからは計量が一切できないまま目分量でどんどん進行していきます。この感覚が組飴づくりの中で最も経験を要する部分でもあります。

ごく微量の赤102を添加しています。これを空気が含まれないように練ることでこの飴全体を赤にするのですが、組飴はカットした面を見せるため、飴の表面の色を見て色を決定することができません。

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着色しつつカットした断面をチェックし色を確認すること。また温度によって発色に差が出るため80度の時点での発色から常温に戻った時の発色を予想して着色料の添加と練り具合を調整します。

白い飴の製作に取り掛かります。

まいあめ工房では白い着色料(二酸化チタン)を使用しないため、空気を飴に含ませ細かい気泡を飴内に多量にいれることで光を乱反射させ白く見せる技術を用います。

飴が柔らかすぎると気泡がすぐ潰れてしまい、きれいな白の発色とならないため、白い飴になるパーツは赤い飴よりも冷やして固めにしておきます。
そのため、約2.5キロほどの4つのパーツに分け冷やし、それを重ね合わせることで通常より硬めの飴にしたうえで空気を含ませる作業に入ります。

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通常機械にかけて40回ほど飴引き作業を行うところを、10キロと多いので50回引くことにしました。
堅く重いので取り扱いも大変です。





白い飴を制作している時間も、赤い飴のパーツ作りは進行していきます。

たくさんの赤い飴がパーツ分けされ、ある程度の硬さになるように冷まされています。

s-DSC00247.jpg出来上がった白い飴もスペーサーとしてどんどんパーツに切り分けられ成形されていきます。

今回のポイントは文字を太目に作ることですが、そうすることでバランスが崩れないよう「糸偏」を先に作り偏とつくりのサイズをきっちり合わせる必要もあります。

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組みあがった飴は直径25センチ、重さ28キロほどになっていますが、最終的に2センチのサイズにするためここから「絞る」という作業を行います。

この部分は力と技術がいりますが、大変申し訳ないことにこの技術のむずかしさやポイントを表す言葉を持ち合わせておりませんので、ねじりながら引き伸ばしているのに中の飴は歪まないようにするという神業は、動画で確認ください。





こうして、直径2センチ長さ30センチぐらいにカットしたものを、シームレスカッターという機械で厚さ1センチのサイズにカットしていきます。

そして完成しました。飴の炊きあがりからここまで約30分です。

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太くしっかりとした文字で読みやすい出来にはなっていると思います。

反省点は飴の中心部が若干渦巻き状にねじれている点です。

これは28キロと一度に作る限界の飴の量で制作したため、熱量が思いのほかあり中心部分の温度が下がりきらず柔らかかったせいだと思われます。

しかしながら中心部を適性の温度まで下げると、外周部分の温度が下がりすぎ飴を絞ったりできなくなります。
このあたりの見極めは非常に微妙なところですが、これこそ職人の技術経験がものをいう世界です。

28キロの限界量で制作しているにもかかわらず、この程度のねじれで収まっているのは実はまいあめ工房の職人ならではの技術です。



一粒の飴に込められた思いを支える様々な技術と工夫を、これからもこのブログで紹介していきます。




世紀を超えて -まいあめ工房のコンテンツは何のためにあるのかー

コンテンツマーケティングだの、インバウンドマーケティングだのと言われて久しいですが、ブログやまいあめチャンネルの動画など、まいあめ工房のコンテンツ制作にあたってはテーマやオリジナリティーをかなり重要視して制作にあたっているつもりです。

ところがそういう意識付けで制作していても弊社顧問からは

「もう一段高い視点に立ったコンテンツ制作を心がけてください」

という鬼のようなダメだしを受けたりします。

「もう一段高い視点」ということがどうもいまいちよくわからない。というより、腹に落ちない。

次世代にこの技術を残すということを意識し、あるいは社会貢献を考え、御縁を大切に思い、まいあめ工房の仕事とからめてコツコツと情報発信しようと頭をひねり、構成を考え、ブログを書き、動画を作り、FacebookPageに投稿してきました。

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今までやってきたことが間違いではないことは結果が物語っていると思うのですが、ここで満足せずさらに上を目指すということなのかな?

もやもやした気持ちのまま、今年の目標「できれば週一できちんとしたブログを書く!」ことに努めてきました。



そんなある日・・・


「数十年後とか100年後の人類社会の貢献を意識して研究を進めたい」

STAP細胞の製作に成功した理化学研究所の小保方晴子さんが会見でこうお話しされました。

理化学研究所には様々な部門がありますが、まいあめ工房の創立時からのお客様で、定期的にオリジナルキャンディーの製造依頼を受けています。

そんな関係もあってこのニュースはとてつもない大発見であったにもかかわらず身近に感じられたのですが、小保方さんの会見を見てこの言葉に深く感銘しました。

そうだ。この視点だ!

ようやく顧問の要求する「もう一段高い視点」という意味が腹に落ちた気がしました。

組飴の技術は高度な熟練を要求するもので、確かにその技術を次世代に残そうと奮闘してきたことが「まいあめ工房の歴史」ではあります。
ですが、やはり一筋縄ではいかないものです。

それでも若い人たちが修行しつつ成果を出してくれたり、その結果としてお客様からリピートのオーダーを受けたりしているのですが、どんなことがあってこの技術が途絶えるかもしれません。

我々の努力もむなしくそういうことが起こりえないとはだれも言えないのです。

だからこそ本当にこの技術を残したいと思えば、「次世代」という狭い範囲にとらわれることはないんだと思えました。

不幸にもこの職人とこの技術が絶えてしまっても、デジタルコンテンツとしてこのブログが残れば、数十年後百年後、世界のだれかが「やってみたい」「作ってみたい」と思ってもらえ復活することがあるかもしれない。

そう思えるようなコンテンツ、そして今は読まれないかもしれないけれど(大半の人はおもしろくないかもしれないけれど)技術的な内容を含め、しっかり記録しておく必要性を強く感じました。

まいあめ工房の工房内には「世界中に一つしかない独特な飴をつくるための資料」がたくさんあります。
職人が当たり前のように行っている仕事ひとつひとつの意味をもう一度見つめなおし、その意味を記録していこうと思います。

「コンテンツは資産」私自身はそう思って仕事をしてきました。

事実、まいあめ工房のコンテンツはたくさんのお客様を呼び込み、売上を上げ利益を生み若い職人への投資としてつながっていきました。

「コンテンツは資産」という言葉は今を生きる私達だけの資産という意味ではなく、「未来を生きる誰かの資産」でもあるということに目が開いた気がします。

まいあめ工房には時代を作る仕事はできないかもしれません。

また「まいあめ工房」は飴、キャンディーやお菓子の歴史に、そしてコミュニケーションツールの歴史に、燦然と輝く金字塔では到底ありません。

時間の流れの中に埋もれそうであっても、ひっそりとでも確実に咲いている「勿忘草」のような美しさ、世紀を超えて価値ある技術を後世に残す、そんな気持ちで仕事に取組みコンテンツを残していこうと決意をあらたにしたのでした。。。

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オリジナルデザインの組み飴作りの日誌。まいあめ工房の組み飴デザイナーが、組み飴作りの舞台裏をつづります。

組み飴デザイナーって?

オリジナルデザインの組み飴を作る際、飴の絵柄(形や色の組み合わせ)には、組み飴で表現しやすいものとそうでないものとがあります。そのため、組み飴独特のデザイン技法が使われます。

まいあめ工房では、お客様からいただいたオリジナル飴の原画をより良く再現するために、専任の組み飴デザイナーがお客様のデザイン画を組み飴用にデザインし直し、ご提案しています。

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